もしものときに備えて、葬式の事前予約をする方が増えているのは事実です。
予約といっても、その日がいつくるか分からないため、当然ながら日時を確定する予約ではありません。あくまでも自分の葬儀を任せる葬儀社や葬儀場、葬儀の内容をあらかじめ取り決めておくものになります。
事前予約をする善し悪しについては、以下に紹介するメリットとデメリットを読んで自分たちで判断してください。
事前予約をするメリットには、納得いく葬式を行えることが挙げられます。
人の死は突然訪れることがほとんどであるため、通常なら急いで葬儀社や葬儀場、葬儀内容を決めることになり、心理的にも余裕をもっていろいろなことを決めることができません。
しかし、事前予約なら時間がたくさんあるので、納得いく形で葬式を実現することができるのです。
事前にある程度の費用の目安を把握できることもメリットの一つです。
葬式にはある程度まとまったお金が必要なことは認識していても、詳しい金額を知る人は多くはありません。事前に予約をしておけば、追加費用を減らすことにもつながります。葬式費用を事前に支払っておけば、遺族に経済的な負担をかけずに済みます。
今回のように、家族から反対を受けることがあるのは、事前予約のデメリットの一つです。
葬式の内容をあらかじめ細かく決めて予約をすることに抵抗を感じる人は少なくないようです。自分が希望する葬儀形式を家族が納得しない場合があることも多く、大きなトラブルに発展することもあります。
前払いしておくと、葬儀社が倒産したときにお金が戻ってこないリスクもあります。倒産しなくても、悪徳葬儀社に騙さるというリスクもあるので、事前予約をする場合は信頼できる優良業者に依頼しましょう。